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決算書の無駄をチェック!簡単な運転資本管理(ワーキングキャピタルマネージメント)の方法

working capital managementキャッシュフロー・資金繰り
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決算書は貸借対照表(BS)、損益計算書(PL)、キャッシュフロー計算書(CF)から主に構成されています。
貸借対照表から滞留した資産を見つけスリム化するのに運転資本管理(Working capital management)を用いる方法があります。
バランスシートから無駄な資産負債を見つけ、より効率的な経営をするために正しい方法で運転資本管理をしましょう。

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運転資本(Net working capital)とは

貸借対照表上の資産と負債は1年基準(ワンイヤールール)によって流動と固定に分類されます。

運転資本(Networking capital)は、現金預金、売掛金、棚卸資産などの流動資産と、買掛金、1年以内に支払いを要する短期借入金等の流動負債の差です。

運転資本 = 流動資産 ‐ 流動負債
Networking capital = Current assets ‐ Current liabilities

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運転資本管理(Working capital management)

運転資本は、多すぎても少なすぎてもリスクが伴います。

・運転資本が多いケース : 流動負債に比べて流動資産が多い。
資金調達、融資などの借り入れに伴う資本コスト(cost of capital)よりも現金預金の利率は低い(現金保有の場合はリターンは0)ので流動資産を多く保有することは収益性の低下に繋がります。

・運転資本が少ないケース : 流動負債に比べて流動資産が少ない。
短期借入金などの流動負債の支払不能の発生リスクが生じるので望ましくありません。

では、運転資本管理(Working capital management)によって、流動資産と流動負債を適度な水準に保ちリスクとリターンのバランスを取るにはどのようにすればいいのでしょうか。

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流動比率(Current ratio)、当座比率(Quick ratio / Acid test ratio)

企業の短期的な支払能力を判定する財務指標を活用すると、適切な流動資産の保有の割合を知ることができます。

短期的な支払能力の分析、判定の基本となる財務指標に流動比率と当座比率があります。

どのくらい流動資産を保有すればいいのか

流動比率と当座比率の計算式は以下の通りです。

流動比率 = 流動資産 ÷ 流動負債
Current ratio = Current assets ÷ Current liabilities

当座比率= 現金預金、市場性のある有価証券、売上債権 ÷ 流動負債
Quick ratio / Acid test ratio = (Cash and cash equivalents + Marketable securities + Net receivables) ÷ Current liabilities

流動比率をより厳密にした当座比率は、当座資産を流動負債で除しています。
当座資産には、即座に換金できない棚卸資産、既に現金化された前払費用、前払金は含まれません。
業界により平均値は異なりますが、当座比率は100%以上が望ましいと考えられています。

流動比率・当座比率を分析し適切な割合に修正することで、現預金などの流動資産の増加による収益性の低下と、減少による支払不能の発生リスクを回避することができます。
適切な運転資本管理によりバランスのよい流動資産と流動負債を保有することが求められます。